対面式食育事業(ユニカセ・レストラン)

2017年4月~2020年3月までの3年間、公益財団法人 日本国際協力財団(JICF)様よりご支援をいただき、フィリピンのマニラ首都圏やブラカン州の女性たち、青少年たち、そして子どもたちがより健康になるために、対面式食育事業を行いました。
※3年間、継続してご支援をいただいた公益財団法人 日本国際協力財団(JICF)様、ご協力いただいた栄養士の川崎崇史氏、そして見守り続けてくださるご支援者の皆様に心よりお礼を申し上げます。

フィリピンで最も危惧されている糖尿病や心臓疾患など、各疾患について調査を行い、毎月、ユニカセ・レストランにて対象者たちの健康診断を実施すると共に、月間テーマの疾患について説明した上で、フードコンビネーション(食材の組み合わせ)を活用し疾患を予防するユニカセ ”オリジナルレシピ” の提供を行いました。

―毎日の食卓から健康的な生活を実現する社会を目指して―

NPO法人 ユニカセ・ジャパンは、2010年にフィリピン・マニラで設立されたソーシャルビジネス ユニカセ・コーポレーション(レストラン)と協力し、日本人栄養士の川崎崇史氏をアドバイザーとして迎え、フィリピンの社会課題の1つである非感染性疾患(Non-Communicable Diseases:NCDs)を食事で予防する食育事業を実施しました。

実地ヒアリングを重ね、日本人栄養士の川崎崇史氏にご協力いただきながら、貧困層でも購入可能な材料を選び、野菜や豆腐を積極的に取り入れた栄養価の高いレシピを考案。

現地の貧困層・中間層の家庭の母親たちや小学校の教師などを対象に、糖尿病、心臓疾患、脳卒中、高血圧、ガン、貧血、潰瘍などを日々の食事で予防するレシピだけでなく、健康的な調理方法の指導を実際に行い、参加者やその家族など延べ2,000人に健康的な食事の大切さを体感してもらいました。

食育パートナー

・公益財団法人 日本国際協力財団(JICF)様

※ロゴをクリックするとHPをご覧いただけます。

・NPO法人 ユニカセ・ジャパン

ユニカセ・ジャパンは、フィリピンと日本の交流と相互理解、それぞれの青少年育成を目的とした日本(東京)の団体です。
本事業の企画・運営・資金調達などを担当しています。

NPO法人 ユニカセ・ジャパン
NPO法人 ユニカセ・ジャパン | uniquease

ソーシャルビジネス UNIQUEASE Corporation

2010年フィリピン・マニラで設立した現地の恵まれない環境の青少年たちを教育・雇用するレストランです。
健康的なメニューの提供でNCDs問題の解決を目指し、2017年から3年連続でフィリピンのベストヘルシーレストラン賞を受賞しました。また、NHKの各番組や民放テレビの「24時間テレビ」「ナゼそこ?」などで、逆境に挑戦する”奇跡のレストラン”として特集されてきました。
しかし、コロナ禍によるパンデミックの影響で2021年に一旦レストランを閉店し、再建に向けて準備を行っています。

UNIQUEASE Corporation
ヒストリー | uniquease

・シェフ・タカシ(川崎崇史氏)

日本食インストラクター・管理栄養士

フィリピンで食品会社を経営され、ユニカセ食育事業に栄養士として協力いただいています。
世界の誰でも、どこでも、おいしく食べられる日本食を創作しています。

Global Food Design様
http://www.gfooddesign.com/