2023年【学生インタビュー】-株式会社M.S. LAB取締役 三海 郁弥 様

ユニカセ・ジャパンは、2022年からSNS食育事業を開始し、「フィリピンで1番有名な日本人」として知られる、インフルエンサーのFumiyaさんにご協力をいただいています。

(ご出演いただいている動画は、こちらのFacebookページからご覧いただけます。)https://www.facebook.com/Healthy.Daily.Oishi.Cooking

SNS食育事業担当の学生スタッフ3名が、動画撮影の際のエピソードや、食育に携わっていただいた感想について、Fumiyaさんに伺いました。

フィリピンで一番有名な日本人と称され、Newsweek日本版「世界が尊敬する日本人100人」(2021年8月3日販売)に選出され、SNS上で大きな影響力を持つ。現在、総フォロワー数640万人を有し、フィリピン人の若い女性に人気のインフルエンサーである。

▼M.S.LABさんページ 
株式会社M.S.LAB | 日本とフィリピンをつなぐ架け橋 (mslab-inc.net)

▼FumiyaさんのSNSリンク
https://www.facebook.com/akosifumiya

インタビュー内容

Cathy:今回の撮影全体を通して、感想をお聞かせいただけますか?

Fumiyaさん:めっちゃ楽しかったです!みんなでワイワイできたのが良かったのかなって。

僕はフィリピンと日本の架け橋になりたいと思ってずっと活動しているので、今回「食」という新しい視点からアプローチができたのも良かったです。

Mady:最初の撮影の時に、ユニカセの食育が「フードコンビネーション(疾患予防に役立つ良い食べ合わせ)」を知るきっかけになったとおっしゃっていましたが、実際にフードコンビネーションを用いたレシピを料理してみていかがでしたか?

Fumiyaさん:今まで食べ合わせを意識したことがなかったので、フードコンビネーションを知り、実際に作って食べてみて、料理の見え方や捉え方が変わりました。

Mady:これまで動画で紹介してきた中で、印象的だったレシピはありますか。

Fumiyaさん:Simmered Taro & Chickenという、脳卒中の予防に効果的なレシピです。食べてみてすごく美味しかったのと、僕の母が去年脳出血で倒れたという実体験があったからです。今、母は大丈夫ですが、家族にそういうことが起きるのが初めてで怖いと思ったので、このSimmered Taro & Chickenを母に食べさせたいと思いました。
(Simmered Taro & Chikenの動画、レシピ・詳細はこちら:https://fb.watch/evkr5V8KJw/

Mady:食事にフードコンビネーションを取り入れることで、深刻な疾患の予防に繋がるというのは驚きですよね!

Kou:SNSの食育事業に関わっていただく前と後で、食に対する意識に変化はありましたか。新たな発見や実際に生活に取り入れたことがあれば、教えてください。

Fumiyaさん:日常の中で、体に良いか悪いか考えるようになりました。例えば、忙しいとコンビニでご飯を買うことが多いのですが、一回成分表を見て、多少体に良さそうなものを選ぶようになりました。最近トレーニングを始めたので、特にタンパク質の量に着目しています。

Cathy : トレーニングを始めたとのことですが、普段運動はどのくらいされているのですか?

Fumiyaさん:僕はわりと運動不足で。それは良くないなと思うので、移動手段を自転車にしたり、歩ける距離は歩いたりして、運動を心がけています。

Cathy : 日常の小さなことから運動量を増やしているのですね。フィリピンは暑いので、外で運動したり、長い距離を歩いたりするのは難しいと思うのですが、運動量を確保するコツはありますか?

Fumiyaさん:フィリピンの人たちは、歌とダンスが大好きですよね。歌うのにも踊るのにも意外とエネルギーが必要なので、いい運動になると思います。SNSでも歌やダンスの動画が流行っていますし、「楽しく踊ってそれが運動になる」のが凄く良いですよね。

Cathy:Fumiyaさんは、こうした「エンタメ」という分野で大変活躍されていらっしゃいますが、その中で「エンタメ」が社会に対してできることの可能性には、どのようなものがあると思いますか?

Fumiya:それで言うと、今回のユニカセさんとの食育は、僕はとてもいいプロジェクトだと思っていています。
ありがたいことに、行政さんやフィリピン大使館さんと一緒にお仕事をする機会をいただいて感じたことですが、彼らが映像を作ろうと思っても「ユーザー目線」に立って作るのには難しい側面があるんです。一方、僕たちはどちらかというと、「ユーザー目線で動画を作ってそこから拡散していく」ことが得意で、これが僕たちの強みなんです。提供側が伝えたいことと、ユーザーさんたちのニーズをマッチングさせていくという意味では、今回のプロジェクトである「食育」を急にフィリピンの人たちに広めようとするのも難しいことだと思うので、Fumiyaというキャラクターがクッションになって伝わるという形になったらいいのかな、それがエンタメにできるいい影響力の使い方になるのかな、と思います。

Cathy:ありがとうございます。
確かに、「ニーズのあるところに必要な情報を繫ぐことができる」というのは、エンタメが持っている大きな強みですね!

Fumiyaさん:そうですね。僕もSNSとかTVに出させていただいて、影響力がどんどんついていった時期があって。その時自分がずっと思っていたのは、「その影響力を本当に良い方向に使いたい」ということなんです。そしてそれをインフルエンスしていくことが本当のインフルエンサーだと思っています。
エンタメのパワーをいい方向に使っていくというところが、社会問題と繋がるのかなと。

Cathy:もう一つ、複雑化し続ける社会問題にみんなが頭を悩ませる中、拠り所になるのがエンタメだという風にも感じますが、いかがでしょうか。

Fumiyaさん:僕は、歌やダンスの動画を中心に、TikTokなどのSNSを毎日更新するようにしているんです。一人一人色々な問題や悩みを抱えていると思いますが、僕の毎日の動画を楽しみにしながら、明日も頑張ろうと思ってもらえたら、僕もすごくやりがいを感じます。

Cathy:ありがとうございます。観て下さっている方々に本当にいい物を届けたいという思いが伝わってきました!

Kou:最後に、Healthy Daily Oishi Cookingの視聴者の方へメッセージをお願いいたします。

Fumiyaさん:これを見て「この料理を作ってみよう」、「真似してみよう」というきっかけになったらいいなと思います。ぜひ、実際に作ってみて欲しいです!

学生スタッフ:お忙しいところ、貴重なお時間をいただきありがとうございました。引き続き食育事業でよろしくお願いいたします。

インタビュー後記

インタビューを通して、「自分の影響力を、社会を良くするために使いたい」というFumiyaさんの強い想いが伝わってきました。また、「エンタメ」と「社会問題の解決」の融合について、インフルエンサーさんの視点からお話を伺うことができ、発見や学びの連続でした。食育事業でも、Fumiyaさんとユニカセのそれぞれの強みを最大限に活かしたアプローチができるよう、引き続き運営に尽力して参ります。

ぜひ、Fumiyaさんに出演していただいた動画や投稿も合わせてご覧ください!